こっそり語る横浜市長リコール7:勢力分断

リコール運動において、大きな不安材料があった。それは住民投票の実現を目指す勢力。
www.yokohama-shiminnokai.org


こちらの運動もカジノ阻止を狙いとするものだが、2つの問題点が指摘されていた。

  1. リコール運動とかぶるため、市民の混乱を招く上に署名数が分散されてしまう。
  2. 住民投票請願は議会で自公の反対により否決されるのが確実であり、効力がない。

それにもかかわらず、共産党立憲民主党といった主な野党はこちらの住民投票運動に加わった。

住民投票請願は、その効力はさておき、必要署名数は約6万とリコールよりも遥かに少ない。「やれるだけのことはやった」というポーズが取りたいだけではないかと勘繰られても仕方がないだろう。


しかも、真偽のほどは定かでないが、住民投票に加わった党の議員が「リコール運動などやっても無駄」といった悪評を方々で吹聴していたという情報が、リコール運動事務局に複数寄せられていたらしい。もっとひどいのになると、「我々のやっているのがリコール署名です」と市民を騙して署名させた例もあるという。結果、リコール署名期間前にもかかわらず「もうリコール署名した」と言っている人が何人かいたそうである。(これらの多くは伝聞として語られた事柄に過ぎないということは重ねて強調しておく。署名をした人が何か勘違いをしていたケースもまったくないとは言い切れない。)

このことについては、廣越氏から各党に何度か働きかけたものの、納得できる返答はなかったようである。

「一人から始めるリコール運動」と野党の軋轢については廣越由美子氏のブログでいくつか綴られている。
yumiko1054.amebaownd.com


いずれにしても、私は実効性のあるリコール運動支持に回った。同時に横浜市共産党立憲民主党にはいささかの不信感を禁じ得なかった。


尚、住民投票請願の署名は、最終的にリコール署名の約2倍にあたる193,193筆が集まった。野党とはいえ組織の力を思い知らされる。同時に、これらの勢力がリコール運動に結集していたら、と思わないではいられない。


参考までに犬飼淳による記事を紹介しておく。せめて時期をずらしてはどうかと提言がなされたが、顧みられることはなかった。
hbol.jp