米山隆一氏のジェンダー問題にまつわるツイートの波紋・続・続
あれからもう1年近く経ちますか。
室井佑月氏の空回りぶりは見ていて辛い。
経緯は前々記事を読めば理解してもらえると思うが、発端は米山隆一氏のツイートを仁藤夢乃氏と北原みのり氏が誤読し、米山氏に侮蔑的な言葉をぶつけたことで、これは仁藤・北原両氏が悪い。
しかしこの後、仁藤氏のツイートを今度は室井氏が盛大に誤読し、謝罪を要求し始めた。これは仁藤氏が怒りの勢いでバラバラ投下したツイートが少々わかりにくかったせいもあろう。更によくないことには、ハイパー頭脳の持ち主である米山氏まで同様に誤読したらしく、収拾が付かなくなった。おまけに石川優実氏の仲裁も説明が悪く火に油を注ぐ結果となっている。
ごく簡単にもう一度説明しておくと、仁藤氏はアホな米山擁護者に向けて「女を男の性欲処理機扱いすんな!」と室井氏(を含む女性達)の尊厳を守る文脈でもってツイートしたのだが、それを室井氏は逆に受け取ってしまったのだ。
後で知ったことだが、この誤読についてわかりやすく指摘したリプライを米山氏に送った人がいる。ところが米山氏、その人を即刻ブロックしてしまったらしい。ダメじゃん!
以降、室井氏が意気投合したりリツイートしたりする人はというと、宮台真司、柴田英里、月島さくらと、ちょっとどうかなと思わせる顔ぶれ。
更には、仁藤氏と友好関係にあるらしい大椿ゆうこ氏(社民党)や池内さおり氏(共産党)に対しても非難の言葉を向け始めた。
室井氏のことはかなり好きだけどさ……でも、これは彼女が間違ってるよ。
どうにかなりませんか、これ。
追記:米山氏の最新解釈(彼は誤読してませんでしたゴメンなさい)
私がこの記事を書くより前に米山氏がこんなツイートをしていた(スレッド全部読まれたし)。米山氏は、謝罪を求める室井氏に必ずしも同調しているわけでもないようだ。
部下を罵倒してしまって首長を辞任した人が、結婚を機に丸くなって再度選挙に出て当選したら、「一度罵倒した人はダメだ!どうせまた罵倒する!」と言われて、それに対して「あの人も奥様と結婚して丸くなったから大丈夫」と擁護したら、「妻は夫の罵倒処理機ではない!」と返されたとします。
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) 2022年10月13日
どうやら米山氏は、仁藤氏の文脈そのものは正確に捉えている。つまり室井氏への侮辱を目的としたツイートではないということは理解している。
だが仁藤氏のツイートには「米山が女性をナントカ処理機のように捉えている」という「含意」はあるのではないかというのが米山氏の見解。それはまああるかなと私も思う。(しかしたとえあったとしても、それは室井氏よりもむしろ米山氏への侮辱もしくは批判である。)
確かに「結婚したから」という擁護は、解釈に幅が出る。「円満な家庭に満足しているだろうから今後は人の道に外れたことはすまい」という好意的な解釈もできないことはない(私はそこまで考えての擁護だったとは思わないが、これまた証明のしようがない)。そうした解釈の幅をすっ飛ばして怒りの言葉を並べた仁藤氏は、やや先走っていたとは言えるかも知れない。
ひとつ言えるのは、米山氏の解釈に根差したとしても「仁藤夢乃は室井佑月を性欲処理機呼ばわりした」という訴えは行きすぎだということ。誤読に基づいてそのような評価を流布されたのでは仁藤氏としてはたまったものではないだろう。
たまったものではないのは、同じく誤読から「パパ活買春おやじ」などと仁藤氏に罵られた米山氏とて同じだが。
まてよ、結局一番の貧乏くじを引いたのは米山氏ということになるのか。いや笑ってはいけない。